大阪府議会議員 奴井和幸 / ヌイ和幸 【自由民主党】
奴井和幸 / ヌイ和幸

令和6年 新年のご挨拶

 まず、このたび能登地方を震源とする大規模地震により犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地域のみなさまの安全確保、そして一日も早い復旧・復興を衷心よりお祈り申し上げます。

昨年は、多大な御支援・御協力を賜り、誠にありがとうございました。本年も引き続き、皆様の温かい御支援・御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
昨年一年を振り返りますと、昨年は卯年ということで、うさぎになぞらえて「大きく弾む年」といわれますように、大阪・関西をはじめ、日本全体が大きく弾んだ年でした。 3月には野球の世界大会WBCが開催され、日本代表「侍ジャパン」が、決勝で宿敵アメリカを破り、3度目の世界一に輝きました。 5月には、新型コロナウイルス感染症の分類が5類に移行し、街にはコロナ前の活気が戻り、夏の甲子園では、声出し応援が全面解禁になったことは記憶に新しいところです。 10月には、将棋棋士の藤井聡太七冠が、若干21歳2か月にして、最後のタイトル王座戦を勝利し、史上初となる八冠を達成されました。 大阪・関西に目を移しますと、今年のスポーツ界は、関西が大いに盛り上がりました。プロ野球では、セリーグは阪神タイガース、パリーグはオリックス・バファローズと、それぞれ関西を本拠とするチームが優勝し、日本シリーズは59年ぶりの関西対決となりました。第7戦までもつれる大熱戦でしたが、最後は阪神タイガースが制し、38年ぶり2度目の日本一に輝きました。また、サッカーJリーグでは、阪神・淡路大震災の年に創設したヴィッセル神戸が、悲願のリーグ初制覇を果たすなど、多くの人々に元気と勇気を与えてくれました。 堺では、10月28日と29日に、私もこれまで力を入れて誘致活動に取り組んでまいりました「G7大阪・堺貿易大臣会合」が開催されました。歓迎行事として、仁徳天皇陵拝所で、堺市立大仙小学校の児童の皆さんによるお出迎えのもと、各国の貿易担当大臣等による記念撮影が行われるなど、全世界に堺のもつポテンシャルが最大限発信できたと感じております。

さて、本年は辰年です。辰年は、「陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年」だと言われております。また、たつ(竜、龍)は、十二支の中では唯一空想上の生き物で、権力や隆盛の象徴であることから、出世や権力に大きく関わる年ともいわれております。 私自身、これまで機運醸成に取り組んでまいりました大阪・関西万博が、いよいよ来年開会を迎えます。現在、会場となる夢洲では、着々と会場建設が進められております。昨年末には、入場前売券の販売も開始されるなど、準備も着実に進んでいます。 また、私が大阪府議会議員時代に力を入れておりました、公共交通機関や大規模商業施設等でのPR展開について、最近、都市部の大型ビルの壁面に「ミャクミャク」をあしらったラッピング広告や、主要電鉄会社によるラッピング列車の運行、また、大手航空会社ではミャクミャクをデザインした航空機を運航開始するなど、あらゆる場所で積極的なPRの取組みを見かけるようになってきました。 昨今、会場建設費や運営費の増加や、参加表明国の撤退、海外パビリオン建設の遅れなど、様々な不安要素が上がっておりますが、万博は、元気な大阪・関西を、広く全世界に発信できる格好の場であり、大阪の経済成長の起爆剤としての役割が大いに期待でき、私も含め、これまで万博を推進してきた者としては、必ず成功に導く責務があると考えております。 今年は、万博の成功の鍵を握る重要な一年となります。辰年のいわれにもありますように、今年は、成功のために形を整え、そして来る万博本番を迎えられるよう、これまで以上に機運醸成に取り組んで参ります。 また、私を育ててくれた大阪への恩返しの意味も込めて、今後とも、府政に関するPR活動や、地元で行われている活動に積極的に参画し、皆様との対話を大切にして、大阪府政の推進に取り組んでまいります。

最近は、インフルエンザウイルスなどの感染症が流行しています。これから寒さが厳しくなって参りますが、どうか皆様におかれましては、ご自愛くださいますようお願い申し上げます。 本年が皆様にとって、良き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げまして、新年の御挨拶とさせていただきます。

前 大阪府議会議員
自由民主党 所属
奴井 和幸